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角田 どうもこんにちは、twelvetoneの角田(ツノダ:写真左)です。

青木 TENTの青木(アオキ:写真中央)です。 

治田 TENTの治田(ハルタ:写真右)です。


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治田
 この場所 idontknow.tokyo は、それぞれ独立したプロダクトデザイナーである僕たちが協力して新しい商品を作るアイドントノウ というプロジェクトのWebサイトです。


角田 そうですね。アイドントノウ。つまり、「僕たちは本当は、まだ何も知らない」をテーマに、知っていると思っていることも、知らないと思って、ゼロから作り上げるというね。


青木 今回も、そもそも僕たちが新商品を作ろうと思ったきっかけやその開発プロセスについて、たっぷりお話していきましょう。


治田 これまでに公開された製品については、この目次からどうぞ

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考える道具を考える
第1弾製品
HINGE(ヒンジ)について

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考えるゲームを考える 
第2弾製品
CUBOID(キューボイド)について

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考えるサイズを考える
第1弾製品
HINGE(ヒンジ)の新しいサイズについて

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動きながら考える
第3弾製品
HANDLE(ハンドル)について

角田 さあ、久々の新製品の話題なんですけど。その前に、最近どうですか?


青木
 おお、近況からですか。そういえばつい先日、読売新聞夕刊にCUBOID(キューボイド)がでっかく掲載されていましたよ。


治田 森井ユカさんという方が素敵なコラムと一緒に掲載してくれてましたね。それ以来、大きな反響をいただいております。




角田 CUBOIDは今年の夏にも世界大会を開催予定なので競技人口が増えることはとってもありがたいよね。


青木 ますます盛り上がっちゃいますね。他には何かありましたっけ。


治田 「手品みたいなバッグ」HANDLE(ハンドル)が大好評で、入荷してはすぐに売り切れを繰り返してしまっている状態で。


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青木 うれしい悲鳴ですね。


治田 ではあるんですが、お待たせしてしまってすみません。生産の方もどんどん改善していきたいと思います。


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角田 さてさて、近況はそんなところで。新商品を考えようってことなんだけど、まずはとっかかりとして。 最近、気になる話題とかテーマとかありますか。


青木 うーん、何かあったかなあ。


治田 そういえば、TENTに新しく「ケンケン君」というアシスタントが入社したんですけど。


角田 おお、新メンバー入社。それはおめでとうございます!


治田 ありがとうございます。それで仕事中のことなんですけど、彼がね、すごく興味深いことを検索してたんですよ。


青木 そうそう!「デザイナー フィー」って検索してて。

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角田 いきなり給料に不満が!?


青木 そういうことでは無いらしいんですけど、新卒でデザイナーとして働いているので「デザインすること」と「フィー(お金)」との関係性がまだピンと来てないらしくて。


治田  たしかに新社会人になりたての頃って、働くこととお金との関係性が今ほど理解できてなかったかも。


角田 ふむふむ、たしかに。そしてその「お金」のことって、実は人によって
全然考え方が違ったりするもんね。


青木 僕は角田さんがときどき話す「お金についての持論」が好きなんですけど。


角田 お金についての持論?なんだっけ。


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青木 本人が忘れてる! あれですよ。「貯めるんじゃなくて使う」的な話。 


角田 ああー!そんなこと言ったかもね。


治田 さっくり聞かせてください。


角田 おっけー話しますよ。





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1.お金についての持論


角田 えっと、まず、将来のために貯金するという考え方があるじゃないですか。あれって僕たちみたいな、事業主というのかな、そういう人には向いていない考え方なのね。


治田 ふむふむ。といいますと。


角田 僕は物を考えて作って、それをたくさんの人に買ってもらうことで暮らしているわけだけど、それをするためにはまず、自分の時間を使うことはもちろん、お金も使う必要がある。


治田 
お金を使わないと、そもそも物をつくることができない。


角田 そう。「お金」を「製品」に変換した結果、その「製品」がまた「お金」に変換される。その繰り返しなんだけど、いつだって使わないと始まらないんだよね。


青木 「製品」を「体験」に言い換えても成立するかもしれないですね。角田さんと行ったポートランド旅行から生まれた製品も沢山ありますもんね。


角田 僕のYOKAなんて、まさにそうだもんなあ。


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治田 なるほど。将来のために、貯めるのではなく、使う必要があると。

角田 そういうこと。頭を使って、体を使って、その上でお金を使ってはじめて物を作ることができる。その結果、暮らしていける。


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青木 この話を聞いて、ケンケン君が検索してた「デザイナー フィー」の話に戻りたいと思うんですけど。


角田 うん。


青木 デザイン料っていくらが妥当なの?って話題って、気になる人けっこう多いと思うんですよ。 

この問いに対して、デザインを依頼されることもあるし、自分で製品を作ることもある僕たちならではの回答があるんじゃないかなと思って。


角田 それは面白そうだけど、そうとう話が長くなりそうだな!


治田 たしかに。


青木 おっとそうでした。じゃあこの「妥当なデザイン料」については、追ってFacebookページのライブ配信かどこかで話すとして。

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青木 こんな感じでせっかく盛り上がる話題なので、今回は「お金について」をテーマに新製品を考えてみるというのはどうでしょう。


角田 うん、たしかに。


治田 良いですね。今回のテーマは「お金について」でいきましょう。

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