良いアイデアは頭の中だけで考えて突然生まれるものではありません。
ふと思いついたぼんやりした考えを、声に出す、紙に描く 。
そして、それらを俯瞰して、さらに考えを深めるという
インプットとアウトプットの素早い繰り返しによって生まれるものです。
HINGEは
ひらめいた瞬間を
逃さず描きとめることができる
最高のアイデアを生むための
最もミニマルなツールです
Made in JAPAN
size : W315 × D235 × H10
material : PP
角田 はい、というわけで、ついに出ましたね。 コピー用紙を最大限に活かす「何か」の答えが。
青木 A4コピー用紙、キャップ付きのペン
そしてこの新しい製品 HINGE(ヒンジ)。
アイデア出しや考えをまとめるための道具として
僕たちにとっての、現時点での究極の形ですね。
治田 それではお話を続けつつ、商品の詳しい紹介をしましょうか。
治田 あらためましてご挨拶から。TENTの治田(ハルタ:写真左)です。
角田 twelvetoneの角田(ツノダ:写真中央)です。
青木 TENTの青木(アオキ:写真右)です。
これまでのお話をはじめから読みたい方はこちらの目次からどうぞ。
もくじ
1. 始まりはラムネから
2. いまさら気づいた共通点
3. 最高のアイデアを生む、最もミニマルなツール
角田 僕がまず良いと思うのは、フタをとじているときの控えめな佇まい。嫌味な主張が一切ないのね。
角田 それで、フタをクルっとひらけば、真っさらな四角い紙とペンだけが目に入る。もう、それだけ、というこれ以上ないシンプルさ。 視覚的なノイズが排除されている。
治田 この紙は、どうやって保持してるんでしたっけ
青木 実は、小さなポケットに紙の下の部分を少しだけ差し込む構造になっています。
角田 こんなに小さなポケットで紙が落ちてしまうことはないのかな?って思いがちだけど
青木 カバーを閉じてしまえば紙が落ちることはないですね。あと、用紙の種類にもよるんですが、3枚くらい紙を差し込むと、樹脂のシート材どうしの挟み込む力で、けっこう紙が保持されます。
角田 僕はいつも10枚くらいの用紙をここに差し込んで使ってる。実際に使用するシチュエーションからすると、必要十分な保持力だよね。
治田 そして次は、ペンの保持方法ですね。
角田 ペンを保持するのが、ただの穴であるという、このシンプルさ。
青木 この穴に、ペンのクリップをこうやって差し込むだけ。
青木 三色ボールペンでも、シャープペンでも、ペンクリップさえついていれば、お好きなペンを装着できます。
治田 でも一番のオススメは、キャップ付きのペンですね。
青木 はい、キャップ付きのペンだと、ペンのキャップを穴に固定したまま、ペン本体だけを引き抜いて、もう、すぐに描き始めることができるんです。
青木 このように、シュパッ!とですね。
角田 このスピード感が良いよね。 アイデア思いついたときって、フワァーってしてるじゃん。「ちょっと待って」って言ってる間に消えちゃうみたいな。
角田 ノートなんかだと、最新のページにたどり着くためにページをめくっている間に、脳のリソースを使ってしまうんだよね。 それで「思いついていたアイデアなんだったっけ」ってなるんだよね。
だから真っ白な紙に、すぐさま書き留めたい。HINGEは、このシンプルさがダイレクトに脳に繋げられる感じがしていいよね。開いたらそこに、ペンと白い紙だけが、必ずある。
角田 あとね、サブポケット。真っ白な紙の控えを最大20枚も収納できる優れものなんだけど、それだけじゃなくて。たとえば、打ち合わせに行った相手先から不意に資料を渡されることってよくあると思うんだけど、大概A4サイズなんだよね。
青木 「受け取った資料をカバンに入れてたらシワシワになっちゃったー!」なんてこと、よくありますよね。それがなくなる。
角田 メモをとったり、資料をうけとったりする状況、たとえば展示会なんかを調査しに行った時に大活躍だったよ。
青木 角田さんの強い要望だった、硬さについても。
角田 そうそう。出先でさ、テーブルとかない場所でも、急にメモ取りたい時とかあるでしょ?そのときのために、クリップボードみたいに、しっかりした下敷きとして機能するくらいの硬さが欲しかったんだよね。
治田 画板ほど硬くはないんですね
青木 持ち運ぶ軽さも重視したかったので、最低限メモがとれて、重くなりすぎない厚さのシートを採用しました。
治田 樹脂のシート材をうまく使うことで、その硬さと、ヒンジ部分の折り曲げやすさという相反する要素が、うまいこと両立されてますね。
青木 じつはここだけの話ですが。この折り加工も、詳細は秘密ですけど特別な加工方法で実現してもらっているんです。そのおかげでフタを360度しっかり開ききることができるという。小さな発明がここに宿っています。
青木 あとですね、ちょっとばかりマニアックなディティールの話を1つ。ブランドロゴについて、話させてください。