角田 どうもこんにちは、twelvetoneの角田です。
青木 TENT の青木です。
治田 TENT の治田です。
治田 この場所 idontknow.tokyo は、それぞれ独立したプロダクトデザイナーである僕たちが協力して新しい商品を作るアイドントノウ というプロジェクトのWebサイトです。
角田 そうですね。アイドントノウ。つまり、「僕たちは本当は、まだ何も知らない」をテーマに、知っていると思っていることも、知らないと思って、ゼロから作り上げるというね。
青木 最近は「アイデアジャンキーのための道具」を作る集団だなんて名乗ることもあります。
さて、今回も、そもそも僕たちが新商品を作ろうと思ったきっかけやその開発プロセスについて、たっぷりお話していきましょう。
治田 これまでに公開された製品については、こちらからどうぞ↓
角田 僕たちidontknow.tokyoの活動も、そこそこ長くなってきたよね。
治田 そうですねー。2017年からだから、いまが3年目になりますね。
青木 HINGEから始まって、CUBOID、HANDLE、STACK、SLIT。
中には何度も在庫切れになってしまってる製品もあったりして。お待たせしてすみません。
治田 で、今日は何の話でしたっけ。
青木 はい。結論から言いますね。HINGEに仲間が増えます!
角田 おお、HINGEって今はすでに、最初のA4サイズに加えて、A5サイズ、A6サイズの3サイズがあるよね。ここに、さらに仲間が。
青木 今回は、サイズ展開ではありません。
治田 なんだろう
青木 言いますね。言っちゃいますよ。今回の製品名は
HINGE PRO(ヒンジ プロ)です!
角田 プロ!そう来たか。
治田 なんのプロだろう。
最高のアイデアを生むための
最もミニマルなツールに
また新しい仲間が誕生しました
いつでもどこでも
描きたいと言う衝動を
ガッチリ受け止めます
青木 ではさっそく解説しますね。
基本的には、HINGEのA4サイズとそっくりなんですけど、大きく異なるのは、シート材の厚み。約2倍の厚さになって、かなり固くなっています。
治田 たしかに、かなり固いですね。しっかりしてる。
角田 なるほど、今までよりさらに、机が無い時にも描きやすいようになったんだ。
青木 HINGEでは、軽やかさを重視していたんですけど、使う人によっては「もっと固い方がいい」という意見も多かったんですよね。なので、HINGE PROは、固さを最優先にしました。
角田 たしかに、端っこの方を持った時に、HINGEは曲がっちゃうけど、HINGE PROは、まっすぐさをキープできてるね。
青木 もっとわかりやすく、どれくらい固くなったのかを言うと
青木 コップを置いてトレイみたいに使えちゃうくらい固くなりました。
角田 おおー、いいね。
青木 こんな風に、急に敵から襲われても大丈夫。
角田 大丈夫なのか?
青木 これはあくまで例えばの話なので、使う人は真似しないで下さいね!
治田 怪我しちゃっても保証できませんから。
角田 HINGEとHINGE PROとで、他にも違うところがあるのかな?
青木 ありますよ。サブポケットにマチをつけることで、収納力が2倍になりました!
青木 これも「資料をもっと沢山入れたい」「旅行に行くから、予備の紙をもっと沢山持っていきたい」という声に対応させていただきました。
治田 HINGEがコピー用紙約20枚だったところ、HINGE PROでは約40枚になってますね。
青木 そしてそして!
角田 まだあるんだ
青木 はいHINGEで大好評だったペンホルダー穴ですが、穴の形状が四角くなりました!
治田 おお、微妙な変化ですけど、見た目以外で何か効果があるんですか?
青木 はい、ペン穴を四角形にすることで、これまでより多くの種類のペンに対応しています!
角田 おお、地味に良いかもしれない。
治田 HINGEだと、MUJIのキャップ付きボールペンだと入れにくかったり、LAMYのSafariが入らなかったですもんね。
青木 HINGE PROでは、このとおり。
角田 おおー。なるほどね。四角形にするだけで結構かわるもんだね。
青木 LAMYのSafariは正直、少しだけ無理して入ってる感は否めないですが、問題なく使えるとは思います。
治田 わかりやすくまとると、こんな感じですね。
・シート厚さが約2倍
下敷き部分のシートが固くなり、歪みが少なくなりました。
・収納力が約2倍
大ポケットに最大40枚の用紙を収納可能になりました。
・四角穴ペンホルダー
さらに多くの種類のペンに対応しました。
・視覚的なノイズのない紙挟み構造
HINGEで好評だったミニマルな紙挟み構造はそのままに。
治田 ちなみに重さについては、HINGEが約120g、HINGE PROが約180gなので、けっこう違いますね。
青木 軽さを優先するならHINGE、固さを優先するならHINGE PRO。とか、シチュエーションによって使い分けも良いのかもしれないですね。
角田 気になるのはお値段なんだけど、HINGEが1200円(税抜き)だったよね。HINGE PROは…?
青木 シート材の厚みが約2倍、収納力が2倍、ペン穴の形状が丸から四角に進化してますから
治田 2倍に2倍で4角形ですからね。これはもう16倍と言っても良いんじゃないでしょうか。
青木 そんなHINGE PROのお値段は…
1800円(税抜き)になります!
角田 なんとかギリギリ、税込で1000円代に収まった!
治田 なんとか頑張って踏みとどまりましたね。
角田 色々なSNSを見てもれえると、いろいろな人が、使用感などをハッシュタグ #HINGEPRO でアップしてくれてるので「どんなもんかな」と思う方は見てみてください。
青木 はい、もし使った場合には、その感想をお好きなSNSに # HINGEPRO とつけてアップしてもらえると嬉しいです。
描きたいという衝動に瞬時に応えるHINGE。この道具を沢山の人に使ってもらうことで、人類の創造性をますます解放する作戦なので、ご協力いただけると嬉しいです!
治田 そんなわけで完成したHINGE PRO。これまでHINGEを愛用してくれた方にも、まだの方にも、長く使ってもらえると嬉しいですね。
HINGEには他にも
様々なサイズがあります
HINGEで使った用紙を整理するために
こちらの商品もオススメです
差し込めば冊子になる
最もミニマルなファイル
SLIT
バラバラのコピー用紙を重ねて差し込んで、トントントン。瞬時に読みやすい冊子が出来上がる革新的な薄型ファイルです。
・独自の保持構造
HINGEと同様の樹脂どうしで挟み込む構造
・最大20枚の用紙を保持
A4用紙を最大20枚収納可能バラバラのサイズを挟み込んで保持することも可能です
・学校から渡される、サイズがバラバラのプリント類などをさっとまとめることが可能です。