未来だけを考えていても
良いアイデアを生み出すことはできません
自分も忘れていた過去のメモから
ドキッとするような
閃きを得られることもあります
SLITは
バラバラの用紙を
差し込むだけで
パラパラとめくりやすい
冊子を作ることができる
最もミニマルなファイルです
Made in JAPAN
size : W315 × D226 × H1
material : PP
角田 さてさて、出ましたね、すごいファイルが。
治田 相変わらず、ぱっと見は、とんでもなく地味ですね。
青木 ただの薄い長方形。これのどこがすごいのか、詳しく見ていきましょう。
角田 あらためましてご挨拶から。
twelvetoneの角田(ツノダ:写真左)です。
治田 TENTの治田(ハルタ:写真中央左)です。
青木 TENTの青木(アオキ:写真右)です。
これまでのお話をはじめから読みたい方はこちらの目次からどうぞ。
もくじ
1. パラパラめくりたい
2. 差し込めば冊子になる最もミニマルなファイル
角田 今回はもう、まず見てもらった方が早いよね。
青木 そうですね。では治田さん、お願いします。
治田 はい、それでは。バラバラのコピー用紙を1つの束に重ねまして。このようにSLITに入れます。
治田 奥まで入れたら、このように、トン、トン、トン。
治田 するとあら不思議、冊子の出来上がり。パラパラパラ。
角田 いやいや。そんな簡単にできないでしょ。
青木 そうそう、そんなのすぐに紙が落ちちゃいそうですよ。
治田 ところがどっこい、ひっくり返しても落ちません。
治田 ブラブラしても、落ちません。
青木 うそ!手品みたい!!
角田 どれどれ、僕ちょうど資料を持ってるから、これ入れさせて。
角田 シュっと差し込んで、、、トントントン。
角田 パラパラパラーっと、、、、、おおーー、、見やすい。
角田 そして、落ちない!
青木 誰でも簡単!
角田 イエス!!
青木 恒例の、動くやつで見ていきますよ。
角田 いきましょ!
治田 さてそれでは。この仕組みがどうやって成立しているのか見ていきますか。
青木 そうですね。実はこの仕組みの鍵は、僕たちが以前に作った製品、HINGE(ヒンジ)にあります。この写真を見てください。
治田 この写真は、HINGEの小ポケット部分ですね。
青木 この小ポケット部分、樹脂の板材の間に紙を挟むだけなんですけど、実際使ってみると、ここに沢山の紙を留めてる人もいたんです。
角田 沢山の紙を留めてる人、つまり僕のことね。確かに、こんなふうに20枚くらい挟んでいる時もあるよ。この状態で二年使い続けてもまだ留められてる。
青木 というわけで今回のSLITでは、たしかな実績のあるHINGEの紙挟み構造を、こんな風に採用しています。
治田 スミのここの部分にですね。
角田 いやー、実にシンプルだよね。いや、ミニマルだ!
青木 ほんとほんと。最小限の構造で目的を達成していますね。
治田 色は何色あるんでしたっけ
角田 今回も、HINGE同様、黒と白を用意しているね。
角田 白はなんとなく中身が透ける。この、なんとなくってのがちょうど良いよね。透明だと見えすぎちゃうから。
治田 そして、黒の場合は、全く透けないのでシークレット書類用っていう風に使い分けても良さそうですね。
角田 ところで、ほら、いつもの微細なこだわりは?
青木 もちろんこだわっておりますよ。今回も、目立たない場所にエンボスで微細なロゴを入れてますよ。
角田 いいねえ、相変わらず渋いっ
治田 さりげなく表裏も認識しやすくなるし、良いですね。
青木 それではここからは、具体的にどう使っているかを見ていきましょうか