モノか?コミュニケーションか?緊急会議

2018年5月9日にオールユアーズの木村さんとアイドントノウ青木とでライブ配信を行いました。当日の録画をこちらからご覧頂けます。



今回は当日話された内容の一部を記事化したものになります。 記事は編集を施しているので、全てのリアルな内容が聞きたい方はぜひ動画をご覧ください。




木村 おはようございます。今日は、なんでしたっけ。


青木 今日は、オールユアーズさんとアイドントノウが共同で開発したFOAMについてのお話なんですけど。

実は昨夜メールでちょっとしたバトルがありまして。まずは何が起こったのかを説明しましょうか。


木村 そうすね。かるく、やさしく、うけとめる。服にも人にも心地よいハンガーFOAM。実は先行予約の方にはゴールデンウィーク中にお届けするということになっていたんですけど、すみません、いろいろありまして、GWがあけた今でも納品できていない状態にあります。




青木 いろいろとは


木村 本体自体については、納品が遅れてはいたんですけど、いますでに手元にある状態です。ただ、パッケージが構造上の問題で少し難航していて、5月末ごろになっちゃいそうなんです。


青木 それで昨夜、ALLYOURSの原さんから僕に「先行予約の人には、茶箱の簡易パッケージで送っちゃいますね」ってメールが来たわけですけど。

「え!!それは違うんじゃないの?納品を遅らせてでも、ちゃんとしたパッケージで送ろうよ!」って返信しまして。


木村 それで散々議論した結果、どうするかって言うと、
買ってくれた人にメールを出して

・すぐに届くけどパッケージが簡易なもの
・月末に届くけどちゃんとしたパッケージのもの

のどちらを選びますか?ってメールして聞いてる状態ですね。




青木 それでこの議論の中で僕は気づいたんです。これまで仲良くしてた僕たちとALLYOURSさんですけど、モノ作りについて、根っこの部分で何かスタンスの違いを感じるぞって。

ただをそれを裏でネチネチ言ってても仕方ないんで、思い切って会ってしまって、ぶつかり合うことで、その違いからお互いに学べる部分とかも出てくるんじゃないんかなって思って。


木村 いっそのことその様子を配信しませんか?って言ったのも青木さん


青木 そうそう。いっそ見世物にしてしまえって思って今日に至るわけです。



青木 ここで1つお話があるんですけど。


木村 なんですか


青木 ものづくりにおける、プロセスとクオリティの関係について。ちょっとグラフを書きますね。まず、こうやって横軸をプロセス、縦軸をクオリティとしますと




木村 プロセスっていうのは、ようするに時間軸みたいなものですか

青木 そうですね。で、この2つの軸に対して、けっこうみんなイメージしがちなのがこのグラフですね。最初にグっと上がって、そのあとは横ばいのライン。

木村 ふむふむ

青木 完成した製品やサービスを見て「よくこんなサービス思いつきましたね」とか「アイデアがすごいですね」と言いがちだと思うんですが、そういうときのイメージです。


木村 すごいアイデアが一発出れば、作るのなんて簡単だぞって感じ。


青木 ですです。それに対して実際のものづくりって、そんな風にはできない。それを図にしたのがこちら




木村 後ろに行くほど急激に上がって行く曲線


青木 そうなんです。最初の段階の上昇よりも、終盤で倍々に大きく上昇していくイメージ。僕たちが製品を作るときに、初期のアイデアよりも、量産のプロセスや、ディティールの積み上げ、発売後の見せ方伝え方までこだわるのは、この図のイメージがあるからなんです。

さて、それを踏まえた上で、ここに2本の点線を引きます。



青木 この点線は、それぞれ「アリ」と「スゴイ!」の境界です。


木村 ははは!

青木 「アリ」っていうのは、まあ便利だね、使いたいね、くらいの位置。「スゴイ!」っていうのは、ちょっと驚きを持ってもらえる感じ。


木村 すごいものが、いきなりポンと出現した!という状態ですよね。


青木 そうです。僕たちTENTやアイドントノウは、この「スゴイ!」に到達した製品を作りたいと常々思っているんですけど


木村 ふむ。


青木 これを踏まえた上で、最近「アリ」を「スゴイ」にするために絶対に必要なプロセスがわかってきました。そのプロセスとは、



青木 「使う!」ということ。


木村 シンプルだなあ!


青木 できる限り最終に近い製品を、自分たちや周りの人がとにかくガンガン使うってこと。

これは製品自体を修正するためにももちろん必要なんですけど、何よりも「こんな使い方もあったぞ」とか「どういう人に向いていたぞ」とか、製品の本当の良さを、作り手がしっかり把握するために必要な作業でもあります。


木村 最終に近い製品を、さらに「使う」プロセスで生まれた最後の上昇、ジャンプが驚きにつながると。


青木 そういうことです。そんな僕から見たら、最終製品が届いてすぐに、簡易包装でいいから急いで送るって言う今回の判断は「なんで?」「まだここからがジャンプするところなのに!」って思っちゃうわけです。


木村 なるほどね、それで昨夜「なんで簡易包装で送るの?」ってメールされたときに、僕もちょっと考えて見たんですよ。僕たちのスタンスってなんなんだろうかって。



(次のページへ続く)


アイドントノウはじめてのコラボレーションの試み。

かるく、やさしく、うけとめる。人にも服にも心地よいハンガー
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