idontknowlogoSS
idontknowlogoSS
visit01

Webサービスの現場を訪ねて

僕たちアイドントノウは、製品をつくること、伝えること、届けること、できる限り全てのことを自分たちでやって、そのプロセスを実験として楽しんでいこうというスタンスで活動しています。


ship




とはいえ、何もかもを自分たちでできるわけではなく。絶対に欠かすことのできない、とてもお世話になっている人や会社がたくさんあります。

それは、
応援してくれる方、製品を使ってくれる方はもちろんのこと


ピャー!!欲しかったものがきたー!!

これね、ただのファイルじゃないの。バラバラの紙を、スケッチブックみたいに使えるようになる優れものなの。

ノートより手軽に持ち運んで描けるの素晴らしい。これの製作秘話?も面白くて好き。https://t.co/k1SsdtEzbT pic.twitter.com/KX6ZUK77iU

— 片耳社会人 キクチ (@kkc_ayn)








以前の記事でもお伝えした製品の生産工場さんであったり


koujou12



毎日商品を届けてくれている配送業者さんであったり

Webストアのサービスを運営している会社さんだったりします。




今回は、そんなWebストアのサービスを運営するSTORES.jpさんへ、アイドントノウのメンバーみんなで訪問したときのお話です。




さてさて。
2018年1月のある日、Twitterでこんなやりとりがありました。


インタビューしていただきました!
あやさん(@ayanadesu )の言葉にはいつも助けてもらってばっかり。何度救われてることか。

ろくろ回してはないんですが、何を持っているのかはご想像にお任せします!!笑https://t.co/oQONvb8tvc

— ちゅうかん🦔 (@chucaaan)



実はアイドントノウ青木の父親 、通称「ヒゲじい」が
名古屋の大学で非常勤講師をやってたことがありまして。

この「ちゅうかん」さんは「ヒゲじい」の元教え子で、卒業後にストアーズさんで働いていたんです。 

その後、転職したり戻ったり、いろいろあったようなのですが(その様子はリンク先インタービューをお読みください)


なんという素晴らしい!よかった!!

— TENTアイドントノウ青木 (@aoki_TENT)

そうなんです、実は…!
これからも引き続きどうぞよろしくお願いしますーーー!

いまあちこちで人気ありまくりなTENTさんのチカラに少しでもなれるよう、頑張ります💪🏼💪🏼

— ちゅうかん🦔 (@chucaaan)

本当によかった!ヒゲじいに伝えときます。僕はもうストアーズさんないと生きていけない体なので、これからもお世話になります。いつか会社見学させて下さ〜い

— TENTアイドントノウ青木 (@aoki_TENT)



というやりとりの中、STORES.jp の代表、塚原さんからコメントが。


ぜひ、会社にも遊びにいらしてください!!

— Ayana Tsukahara/塚原文奈 (@ayanadesu)

うおお、ありがとうございます!光の速さで遊びに行かせていただきます!別途連絡いたしますーーー

— TENTアイドントノウ青木 (@aoki_TENT)

ヒゲじぃこと青木さんもお元気そうで何よりです〜!(移動時間とかに今もブログ見てます笑)

ぜひオフィス遊びに来てください〜〜〜〜!
またTENTさんのオフィスにもお邪魔したいです!☺️

— ちゅうかん🦔 (@chucaaan)


ということで、さっそくSTORES.jpさんへ遊びに行ってきました。

(ちなみに文中の「ヒゲじいのブログ」は、こちらです。古民家に興味のある方は読んで見てください。)



さてさて。
到着するなり、自己紹介もそこそこに、さっそくCUBOIDで遊びました。

visit05


説明書を片手にルールを確認しつつスタートです。



visit02



写真で見ても分かる通り、STORES.jpのメンバーの方々は、みんな若い!

visit03visit04



普段プロダクトの業界にいると、白髪の方も多く、アラフォーの僕たちアイドントノウが「若手」と言われるくらいなんですが。
やはりITの業界は若くて、元気があって、生き生きしていますね。


visit06


ゲームが終わって出来上がった形がみんな違うから、一緒にオブジェを作り上げたような気持ちにもなれる。だから、初対面でもすぐに仲良くなれる。 
それがCUBOIDの良いところです。

そうこうしているうちに、代表の塚原さんがやってきました。

visit07







せっかくなので塚原さんへお願いして
別室でインタビューをしました。

visit10


青木 いつもお世話になっております。


塚原さん こちらこそ、お世話になっております。
STORES.jpは2012年の8月30日から始まったサービスなんですけど、TENTさんはかなり早い段階で使い始めていただいてますよね。


青木 そうですね、見かけてすぐに、あまりにも簡単なのでビックリして。迷いなく始めました。


塚原さん 透明の、BOOK on BOOK から販売されてましたよね。 私も立ち上げ前からもちろんいるので、おしゃれなストアさんの1つとしてずっと知っていまして、今回お会いできたのはとても感慨深いです。


visit11



青木 ありがとうございます。ところで、僕から見た印象としては、STORES.jpって前触れもなくいきなり出現した感じだったんですけど、どのような経緯で立ち上がったサービスなんですか?

visit09



塚原さん 一番のはじまりは、もともと私の前に代表がおりまして(現在は会長の光本さん)。

その代表が、親戚のおじさんから「手作りのアクセサリーを作っているから、それをネットで販売したいんだけど、どうしたら良いか」と聞かれたそうなんです。

パソコンに決して強くない親戚のおじさんでも使えるような、オススメできるサービスってないかな?と探したところ、該当するサービスがなくて。


青木 そう、当時はなかったんですよね。簡単って言われているものが全部難しくて。月額使用料も結構な金額だったりして。


塚原さん そうそう。それで、じゃあ親戚のおじさんが使えるくらいのものを自分たちで作ってしまおうということで、構想から2ヶ月くらいで作ったんです。


青木 えー!2ヶ月!!すごいスピードですね。そしてたくさんの人に知れ渡るスピードも早かったですよね。


塚原さん まずは開発中から様々な方に自分のストアを作ってもらって、フィードバックをもらったり、よければ告知してくださいとお願いしたり。

もちろん立ち上げの段階で広告などのお金は使ってないんですけど、使ってくれた方々がTwitterなどで自然に広めてくれた感じですね。


visit12



青木 立ち上げ当初から完成度が高くて。シンプルではあるんだけど、文字組などの細かいところまで読みやすく配慮されていて。「そうそう、これが欲しかった!」という感じでした。 

僕が特にすごいなあと思ったのは、STORES.jp というサービスの名称です。あくまでストアの店主が主役で、サービスは脇役であろうとする意思をすごく感じました。


塚原さん ありがとうございます。 ネットのサービスって、わかりやすいに越したことはないじゃないですか。すごくこだわってこの名前にしました。


青木 ちなみに、その当時はここまで STORES.jp が大きなものになるという構想はあったんですか? それとも、いろいろ試している中の1つだったんですか?


visit13



塚原さん 後者のほうが近いですね。それまで私たちは4つのオリジナルのサービスを運営していたんですけど、やっぱり沢山のお客さんに使ってもらうのって難しかったですね。

STORES.jp の最初の目標も、有料プランを100人に使ってもらえるといいねっていう。そういう感じでスタートしてました。


青木 やってみて考える感じだったんですね。あとは、無料でかなりの機能が使えるじゃないですか。あれも当時ビックリしたんですけど。


塚原さん あれもスタート段階でけっこう意見が割れていて。その時点では会社は5人。ストアーズについて主に動いていたのは3人くらいだったんですけど。その中で980円有料プランのみか、無料かって話があって。

メンバーの1人が「いまの時代はフリーミアムだよ。初めてのことは無料じゃないと、やっぱりWebに不慣れな人は使ってくれないんじゃないか」ってすごい熱い想いを話したんですね。メンバーみんな「たしかに!」となって。


青木 僕も無料じゃないと使おうと思わなかったですもん。 本当にすごい決断ですよね。


visit15



青木 ところで僕は、以前は比較的大きなメーカのデザイン部署にいるデザイナーだったので、製品を実際に使うお客さんに対してかなり遠いところにいたんです。

自分がデザインなり企画なりしたものを量産できるまではフォローする。でもそれをどう伝えるか、どう届けるかは他の部署が担当する。

使った人がどう思ったかも直接聞くことはできなくて。なんとなく手応えがなくてモヤモヤしていたんです。

そんな時に STORES.jp を使い始めて。 自分が作った製品を、伝えて、届けて、使った感想も直接きくことができて、たまに応援のメールまで頂けてしまうことにすごく感動したんです。モノを作る楽しさに、もう一度ワクワクできたというか。


塚原さん 嬉しいです。ありがとうございます。


青木 そういった「やりがい」を取り戻させてくれたSTORES.jpさんに僕は感謝しかない状態なんですけど、一方でSTORES.jpを運営している立場として、塚原さんは「やりがい」を感じる瞬間っていつになるでしょう?


塚原さん 私は、本当に普通の人に使ってもらいたいと常々思っていたんで、ふとしたときに見かけるのが嬉しいですね。

たとえばSNSで「この商品買ってよかった!」というコメントを見たときに、URLが STORES.jp だったとか、電車に乗った時に隣の人がストアーズを使っていたとか、そういうときが嬉しいです、本当に。


青木 隣の人だったら、声かけたくなっちゃいません?


塚原さん 声、かけたくなりますね。SNSの場合はフォローさせていただいたりとか。


visit14



青木 電車でも見かけるくらいたくさんの人たちに使われている状態になったストアーズさん。もともとイメージしていた理想の状態には到達しつつあるのかなと思うのですが、今後は何か考えられてたりしますか?


塚原さん ストアーズはまだまだで、世の中の変化に伴って、今後は個人の方でも、売り手としてかなりアグレッシブに色々できるようになっていくじゃないですか。

買う人たちに関しても、直接ストアオーナーさんとやりとりすることに喜びを感じたりとか。 必ずしもモノを買うだけではなく、価値観も含めて買うというような、そういう感覚が出てきたりとか。

オンラインとオフラインの垣根もなくなっていくので、そのあたりも次にやっていきたいテーマになりますよね。


青木 ちょうど僕たちアイドントノウも、イベントを積極的にやっていったり、モノの販売だけにとどまらない活動を広げていきたいと思っているので、その方向性の進化はかなりありがたいです。


visit16

(別室ではまだまだCUBOIDが盛り上がり続けていた)



青木 メンバーのみなさんの年齢が近いということもあって、コミュニケーションが活発そうな職場だなあと思ったのですが、心がけていることはありますか?


塚原さん 私自身でいうと、やっぱり「代表」っていうふるまいだったり雰囲気は極力消すようにしています。あとは3ヶ月に1回は、1人1人と対話する機会を設けたり。


青木 ランチはどうされてるんですか?


塚原さん 私がみんなとランチに行くってことは正直少ないんですけど、会社としてやっている施作は2つあって。

1つめは、会社の子たちが3人以上でランチに行ったらランチ補助が出ます。 2人だと毎回同じになっちゃうから、3人以上。


青木 それ良いですね。


塚原さん 2つめは、月に一回、部署を跨いでシャッフルランチっていうのをやっています。各チームでくじ引きして、一番上は1人2000円、一番下は1人500円のランチ補助が出るというもので、どこに食べに行くか自由に決めてもらうんです。


青木 それは楽しそうですね。いつもと違うメンバーと、与えられた金額で何を食べに行くかの作戦会議がすでにコミュニケーションになるし。


塚原さん 他にもいろいろ試したんですけど、今の所そんな感じですね。



visit17



青木 なるほど。
立ち入った質問までして、長々とすみません。


塚原さん いえいえ。


青木 本日は本当にありがとうございました。


塚原さん ありがとうございました。 



visit18

(デザイナーの中間さんと、代表の塚原さんとともに、パチリ。)



今回の訪問を経て、STORES.jpさんの
身近な人に役に立つことをする視点や、人と人のつながりを大事にする部分にとても共感しました。

Webサービスも、やっぱり人でできているのだなあと。



そしてそして、この取材の数日後!
重大発表がありました。


visit20


今回取材したストアーズ・ドット・ジェーピーは、事業者向け決済サービスを運営するコイニーと経営統合。

事業持株会社として hey(ヘイ)という新しい会社を設立したそうです。

Just for Fun.
「楽しみ」のための経済へ。
を掲げるこの会社。 

なにこれ、勢いがあって、楽しそうで、最高じゃないですか!
なんか悔しい。 

visit22


この会社のロゴができるまでのプロセスを公開したnoteも、最高に面白いのでオススメです。












僕たちアイドントノウも、負けずにいろいろ頑張っていくぞ! 




そんなわけで、いきなりですがここで告知。

アイドントノウのfacebookページで、毎週月曜日にライブ配信を行なっています。ページからは配信後の録画も見ることができますので、気になる方はぜひフォローしてみてください!

visit23
blacknaname
cuboid01
hingeA56blacksq
handle_bw

idontknow.tokyoへのお問い合わせは、下記のフォームからどうぞ。