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青木 手品みたいに一瞬で切り替わる、すごい2WAYバッグだということはわかりました。次はもうちょっと細かいところも見ていきましょっか。
田久保 大きさについては、ざっくり言うと何が入るくらいですか。
治田 大まかに言うと、バッグの袋の部分はちょうどA3用紙くらいの大きさです。 なので、HINGEやCUBOIDはもちろん、POPEYEやCasa BRUTUSなんかの大き目の雑誌も、ゆったり入れられるサイズです。
青木 このバッグにはマチはなさそうなのですが、薄い書類しか入れられない感じですか?
治田 たしかにマチは作っていません。でもカバンがふくらむので、上着などを畳んで入れても大丈夫ですよ。
(上着を入れた時の様子)
角田 僕たちが普段持ち歩いているものからすると、十分な容量だね。
治田 そうですね。必要最低限を目指しています。
田久保 仕切りやポケットなどはあるんですか?
治田 仕切りもポケットも、ありません。ポケットが充実しているカバンは、すでにいくつも持っているので、それらと使い分けるイメージですね。
青木 潔くていいですね!シンプルな1つの袋だからこそ「どのポケットに入れたっけ」ということに脳を使わなくて良い。
角田 普段、とくに仕事のときなんかは、アイデアを出すほうに頭を使いたいから「覚えておかなきゃいけないこと」は極力減らしたいもんね。
田久保 ところで、フタとかはありますか?バックパック状態のときに、お辞儀するとバッグの中身がでてきちゃう、なんてことがあると困るなあと思うのですが。
治田 大丈夫です。強力なボタンホックを2つ搭載していまして、口をしっかりパッチンと留めることが可能です。
角田 ちょうど帯の内側の絶妙な位置にボタンホックがあるんだね。だから開け閉めもしやすいのか。
青木 いいですねえ。ではもう1つだけ質問。今回も、ブランドロゴは入ってますか?
青木 HINGEのときにも話題にしましたけど、製品を使った人が気に入ったとしても、気に入らなかったとしても、それを受け止める責任として、商品には「誰が作ったのか」は記載したいと、僕は思ってるんです。
治田 もちろん、ブランドロゴは入れています。HANDLEの最も重要な要素である黒い帯の部分に、黒光沢の印刷で、さりげなく入っています。
角田 黒の帯に黒でロゴを入れるなんて、シブイ!
治田 黒に黒といえばさらに、帯の部分にはいくつか金具を使用しているんですが、全てを黒で統一してます。 変形が特徴のこのバッグですが、できる限り視覚的なノイズは無くしたいと思って。
青木 なるほど、2WAYの変形機構を持っているにも関わらず、見えてくるものは、袋と帯だけ。すごくシンプル。
田久保 袋部分の布はなんですか?ちょっとガッシリした布ですね。
治田 日本国内で製造されている高品質な帆布素材です。ようは、非常にしっかりしたキャンバス生地なんですが、パラフィン加工が施されているので水滴も弾きます。
角田 ちょっとした横降りの小雨くらいなら、なんとかなりそうだね。ところで製造はどこでやってるの?
治田 素材も加工もすべて、国内生産です。
田久保 いいですね。MADE in LOCAL 。輸送エネルギーもできるだけ少なくなりますね。
角田 じゃあせっかくなんで!みんなで使ってみましょっか。
(田久保彬:身長170cm)
(角田崇:身長175cm)
(青木亮作:身長165cm)
(治田将之:身長170cm)
田久保 シンプルだから、誰にでも似合いますね。
治田 お散歩にも打ち合わせにも使えそうです。
角田 このHANDLE(ハンドル)があれば、HINGEとCUBOIDを入れて、どこへでも出かけられるね。
青木 電車でも、自転車でも、徒歩でも、いつでも最高のアイデアに出会えるようになりますから、人類の創造性が、また1段階解き放たれてしまうわけです!
田久保 それで、価格の方はどうですか?
治田 はい、価格も頑張りました。
角田 電車、自転車、徒歩。様々なシチュエーションで使えて、どんな服装にも似合うのに、この価格!
治田 僕たちが毎日使って手放せなくなっているバッグ、HANDLE。みなさんにも、ぜひ一度使ってみてもらいたいですね。
治田 ちなみに、どっちの色を使いたいですか?僕は黒を使っていますが。
角田 僕は白かな。カジュアルな服装が多いから。
田久保 仕事では黒、休みの日は白かなあ。悩ましいですね。
青木 悩ましいですよね。そんなあなたに良いお知らせがあります!
治田 おお、どうしました?
青木 シチュエーションに合わせて使い分けできる、HANDLE black & white を用意しました!
田久保 いいですね。
角田 カップルで使うのもいいよね。たまに交換したりしてさ。
price : ¥13,600-(税抜き)
Special price ¥12,000-(税抜き)
Material : CANVAS
Made in JAPAN
※ Whiteの色味は「真っ白」ではなく、やや黄色みのある「生成り」になります。
田久保 そんなわけで、次回はこの革命的なバッグが生まれるまでの紆余曲折についてお話しましょう。