2.理想的なサイズ
治田 ユーザーさんからの声を振り返った上で、じゃあ次はどんなサイズにしますか。
田久保 僕たちが暮らす日本で、一番普及しているA4用紙を使える。その気軽さが今のHINGEの気軽さにつながっていると思うんです。
治田 A4コピー用紙なら、どこでも入手しやすいですもんね。
田久保 そういう意味では、A4用紙を半分にカットするだけで出来るA5用紙サイズが、僕が今すごく欲しいサイズです。
青木 他には良いポイントってありますか?
田久保 僕は自分の事務所よりは、打ち合わせ先やカフェなど出先でHINGEを使うことが多いんですけど、A4って狭い場所だと使いづらいのと、ちょっとパブリックすぎる。
つまり、書いている内容が他の人にも見られやすい気がして、個人的なメモをとりにくいなあと。
青木 なるほど。でも僕はA5サイズだと、結局カバンもって出かけなきゃいけないので中途半端かなと思っていて。実は僕が次に欲しいのはA6用紙サイズ。
青木 なぜなら、A6サイズはハガキとほぼ同等の大きさなのでズボンの後ろポケットとかにも入れられるようになるんです。これだと、子供と手ぶらで散歩に行くときにもHINGEを持っていられる。
角田 ズボンのポケットに入るのいいねえ。そして手ぶらで散歩できるという気軽さは、たしかにアイデアが生まれやすくなる一つの要素かも。
田久保 でもA6サイズだとちょっと紙が小さすぎませんか?アイデア出しにはいいんですが、打ち合わせのメモを取るにはスペースが狭すぎる。
僕はやっぱり出先の打ち合わせでもHINGEを使いたいんですよね。それにはA6だと小さすぎるので、次に作るならA5がいいな。
青木 いやいや、僕は出先の打ち合わせでも、今のA4のHINGEを使ってますから。次に作るなら、ポケットに入るA6がベストです。
田久保 でもA6だと、A4用紙からのカットも2回必要になりますし。
青木 もしもカットが嫌なら、ハガキサイズの用紙をつかえばいいじゃないですか
田久保 でもそれだと入手性が。
治田 なかなか意見が割れますな。
角田 難しいねえ。うーん、もうさ、いっそ両方とも発売しちゃったら良いんじゃない?
青木 おお、複数サイズ展開!A4とA5とA6の3サイズ展開なんて、なんかまるで大きなメーカーのやり方みたい。
治田 大それた展開と見えなくもないですけど、まずは採算度外視で少量だけ生産してみて、今回のサイズ展開がどう受け入れてもらえるか試すというのは良さそうですね。
青木 A5派か、A6派か。どっちが多いか、はっきりさせようじゃねえか!表に出ろ!というやつですね。
角田 いや、喧嘩じゃないから
まとめ
・打ち合わせやカフェなど、外出先でも使いやすいHINGEが欲しい
・ズボンの後ろポケットにも入れられるHINGEが欲しい
だから僕たちはA5サイズとA6サイズ
2つのサイズのHINGEを作ります!
次回、いよいよ製品の全貌が明らかになるっ