ツノダ(写真左)
どうもこんにちは。アイドントノウです。
アオキ(写真中央左)
僕たち『アイドントノウ』は考える道具を作っている集団で、先日発売されたばかりのUPRIGHTやMETHOD
アオキ
そしてHINGEやSLITみたいな「お仕事に使えるツール」を作ってきた一方で
アオキ
CUBOID(キューボイド)というボードゲームなんかも作っていまして
アオキ
過去に3回の世界大会を開催していたり、いろんな方のYouTubeで紹介いただいたりと様々な盛り上がりを見せています。
ハルタ(写真右)
ご覧の通り実際にプレイしてもすごく深くて面白いんですけど、そのままインテリアに飾っておいてもサマになるボードゲームですよね。
ツノダ
そんなボードゲームを作り出した我々が、プレイして楽しく、飾っておいてもサマになるゲームをまた作りましたので、紹介させていただきます!
3つの要素からなる
カードを使って
幼児から大人まで
声が出るほど盛り上がれる
カードゲームをつくりました
緊張を解きほぐし
宣言する勇気を養う
最もミニマルなゲーム
TRIO ELEMENT(トリオ エレメント)です
ハルタ
はい、登場しました。まずはカードから見てみましょう。
ご覧の通り、めちゃくちゃシンプルですね。
ツノダ
シンプルすぎて、これだけ見せても楽しさが伝わらないかもしれないのでざっくり説明しますと。
ツノダ
白い丸が「人間」
黄色い丸が「天使」
赤い丸が「悪魔」を意味するカードなわけです。
ツノダ
次に出るカードが「人間」なのか「天使」なのか「悪魔」なのかをあらかじめ「宣言」した上でカードをめくり、出たカードによって起きる様々などんでん返しを経て、最終的には多くのカードを持っていた人が勝ちというゲームです。
アオキ
実はこれ、僕たちが2020年に発売開始したTRIO(トリオ)というゲームをもとにしてまして。
ちょうどプレイ動画があるので、見ていただきましょう。
アオキ
TRIOは下は3歳から上は80歳まで、老若男女みんなで盛り上がれるゲームを作ろうということで開発されたもので、そういう意味では当初の目標は達成できてたんです。
ただ、冒頭で話したようにCUBOIDはインテリアに飾っておいてもサマになるんですが、TRIOはどうかな?と考えると、まだまだやりようがある気がしたんですね。
端的に言えば、完全に「大人向け」に振り切ったバージョンを作りたくなった、そこでアイドントノウのゆうれい部員こと田久保 彬(タクボ アキラ)さんに参加いただきました。
タクボ
どうもこんにちは。田久保です。
そうですね、二年前くらいだったかな。アイドントノウの御三方から「TRIOというゲームを作ったんだけど、大人バージョンを田久保さんにデザインして欲しい」と依頼されたのが始まりだったと記憶してます。
タクボ
だからルールは全く同じなんだけれども、もっと削ぎ落とした大人のTRIOってことでしたよね。
僕が最初に出した案ではもっと具体的に目なんかも描いてあったんですけど、御三方からのリクエストを受けて、もうこれ以上削りようがないところまで削りました。
たしか ELEMENTっていうのはツノダさんが命名したと思うんですけど。
ツノダ
そうそう。
前のTRIOはパッと見て天使と人間と悪魔であることが理解できるようにしたんだけど
ツノダ
今回はそれらを限界まで「要素」にした、ということで「ELEMENT」という名前をつけました。
ツノダ
「天使」は、空を飛んでいる天使の輪っかのようなイメージ。「悪魔」は、怪物の目玉のようなイメージ。そして「人間」に至っては、ただの白い丸という。
ハルタ
もう本当に、限界まで削ぎ落として。グラフィック要素として本当にシンプルなんですけど、その分それぞれのカードの「色」には相当こだわりましたね。
ツノダ
そうそう、色!ぜんぜん綺麗に出なくてさ、何回も直して。コロナで工場が止まっちゃったりはあったものの、なんだかんだで結局二年かかりましたね。
タクボ
グレーの色にバラつきがあったり、本当に色々ありましたよね。
お疲れ様です。ありがとうございます。
ただ、結果的に机の上に並べた時の様子がすごく綺麗で、こだわって良かったなあと思います。
ハルタ
そう、プレイしている時にテーブルで並んでいる状態が素敵なんです。
アオキ
僕はチェスも囲碁もポーカーもルールをよく知らない人なんですけど、ああいう「よく知らない知的なゲームで盛り上がっている大人」って、なんか憧れちゃうんですよね。
アオキ
このTRIO ELEMENTのものすごく削ぎ落とされたカードたちも、ルールを知らない人から見たら「なんか知的な格好良いもので盛り上がってるなあ」って思ってもらえるんじゃないかと。
タクボ
ルール自体は本当に覚えやすいものなんですけどね。カード6枚分で説明できちゃうくらい。
ツノダ
説明書がカードになってるんだけど、ここの細かい表現なんかも今回タクボさんに関わってもらったから、このあたりも細かくみてもらえると嬉しいね。
ハルタ
カードの質感にもこだわってますよね。ちょっとザラっとしている。
ツノダ
そうそう。中にリネンが入っている、強度のあるカードになってます。
タクボ
カードが透けない工夫でもあり強度を増すための工夫でもある、内側に網状のものを挟み込む形の、プロ用の高級トランプでも採用されている構造ですね。
この構造、ブルーコアとかパープルコアとかランクがあるんですけど、今回採用したブラックコアは、その中でも一番ランクが高いものになります。
ハルタ
さすがのこだわり!
アオキ
シンプルなルール、削ぎ落とせるところまで削ぎ落とし尽くしたグラフィック、こだわりの色と質感。
渋いバーやラウンジ、仕事の息抜きにプレイしててもサマになる、まさに大人のTRIOが完成したんじゃないでしょうか。
ハルタ
とはいえもちろん、3歳から80歳までみんなで遊べる楽しさもありますから。たくさんの方にプレイしてみてもらいたいですね。
タクボ
箱のサイズ感も良いですよね。すごく贈り物にもしやすそう。
ツノダ
箱を手で持った時の、手がね、なんか格好よくなるのよ。「こんなゲーム持ってきたんだけど、やる?」ってスっと差し出したくなる。
アオキ
これからの季節、新しい出会いの緊張を解きほぐすためにも、カジュアルなゲームは役立てていただけると思いますので。
アイスブレイク的な感じで、ぜひ使ってみてください。
今日はありがとうございました!