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 <前のページからの続きです>



もしガッテンいただけたなら、次のお話に進みますね。

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ここまではチラシ、つまりあくまで平面についてのお話をしてきましたが、僕たちの本業はプロダクトデザイナーなので「立体物をつくる」ことがお仕事のメインになります。

そんな僕たちの目線から見ると、さきほどの5段階は、立体物でもおおよそ使うことができます。

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こちらは、KINGJIMさんより発売されているアルサットという商品。
手をかざすとセンサーが感知して、アルコールを噴霧してくれる自動手指消毒器です。

触れる必要がなく消毒ができるので、工場や公共施設などにあると便利ですよね。


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次にこちらは tette(テッテ)という商品。同じくKINGJIMさんの商品で、カラーさんというデザイナーがデザインを担当した、こちらも同じく自動手指消毒器です。

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2つとも同じ役割です。でも、何が違うんでしょう?
あくまで僕たちアイドントノウの目線になりますが、見ていきますね。

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まずはアルサットさん。

目的があって、要素があって。そこに対して優先順位や配置を飛ばして、装飾を行っている、と、僕たちは読み取ります。

つまり、内臓物を設計して、それありきで外装を被せた流れなのかなと。

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そしてtetteさん。

優先順位が明確につけられて、配置や装飾まで、抜かりなく行われていると、僕たちは読み取ります。

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ここで1つ大事な話。
優先順位付けと一言でいっても、そう簡単に決まることではないんです。

設計の都合ではなく、使う人にとって「そのモノが何なのか」を考え抜く必要があります。

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・生活空間にも違和感がない
・大人も子どもも親しみを持てる
・つい手をかざしたくなる

tetteさんの例だと、こんなところから優先順位づけについて考えたんじゃないかなと僕たちは読みとります。

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そうして導き出された「そのモノが何なのか」というのが

手をかざしたくなる かわいいボトル

なんじゃないなかあと。僕たちは想像するわけです。

この言葉の中にも、「手をかざしたくなる」「ボトル」という優先順位や配置で行うべき要素と「かわいい」という装飾で行うべき要素が存在しますね。


いかがでしょう、立体物についてもこんな感じで見られるよってことで、ガッテンいただけましたでしょうか。








さて、では本日の本題に入りたいと思います。

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僕たちアイドントノウの製品HINGE(ヒンジ)。

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これに対して「100均のクリップボード でいいじゃないか」と。「クリップボード と何が違うねん」と。そういった疑問を持つ方、いらっしゃると思います。

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その疑問にお応えしますね。






まずはクリップボード から見ていきましょう。

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目的(バラバラの紙をまとめて書きたい)があって、
要素(クリップと硬い板)があって。それを無理なくそのまま配置して。

あれ?何もすっ飛ばしてない。ちゃんとしてますよね。

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でも、僕たちはこれに対して「なんかちがう!」って思っちゃったんです。たとえば、書くときにクリップが手に当たって邪魔だとか、カバンに入れると紙がぐちゃっとなるやん、とか。

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そのあたり、詳しくはこのページを読んでいただけるとわかりやすいです。

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つまりですね。
世の中的にはクリップボードで充分かもしれないんですが
自分は不満がいっぱいあるぞ!と思ってしまったんです。

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世の中なんて知らんがな!僕たちは不満があんねん!だから新しいモノを作るぞ!

これを僕たちは「アイドントノウする」と言っていまして、まさこれが僕たちアイドントノウの活動指針でもあります。

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5段階のお話に沿って進めますね。


そもそものところで

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目的の部分。

そもそも僕たちは、紙を束ねて書きたいんじゃない。
いつでもどこでも
アイデアを出せるものが欲しいんだ!

ということに気づきました。
そこで、要素からして考え直していくわけです。

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アイデアを出すためには、アイデアそのものと向き合う必要があるので、とにかく「邪魔なものがない」ことが大切だと僕たちは思ってます。

必要なのは、紙とペンだけ。それを最優先に考えていくと、クリップではなく小さなポケットのようなもので十分なんじゃないかと思えてきたり。


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「ペンは装着させたいよねだとか」「持ち歩けるようにフタをしたいよね」だとか、クリップボード とは異なる要素が出てきます。

そんないくつかの要素を、使う時に最も必然性のある順番に配置して、できたのがこちら。

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はい、クルっとフタをめくれば、真っ白な紙とペンだけが現れる、HINGEです。


そして最後に装飾ですね。

アイドントノウの製品は、できる限り装飾を省いて「考えるための最小限の要素」にしているんですけど、装飾も、しているといえば、しています。

たとえば、ヒンジ部分にある微細なURLロゴ。


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これがあることで上下の向きがわかるという機能性を持ったものでもあるんですけど、何よりもこういう微細な文字があると、良い道具らしくて持ってて誇らしい気持ちになれるじゃないですか。


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ということで出来上がったのが
最高のアイデアを生む、最もミニマルなツール。
HINGE(ヒンジ)になります。


もしも、クリップボードとの違いを、僕たちが伝えるなら

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「何言うてんの、と。そもそもの目的からして違うやん。」
みたいな話をします。

これはもう、コップと水筒を並べて「何が違うの」と言っているくらいの話なんです。

ガッテンいただけましたでしょうか。



さて、ここで最後にお伝えしたいことがあります。


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いまのHINGEが分かりやすかったと思うんですど、僕たちが作るものって「最高という価値」は目指していないんですね。

あくまで自分たちにとっての「最適という価値」を目指して作っています。


そして

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「最適」って、決して1つではないんです。
人によって、シチュエーションによって、時代によって。いろんな価値が存在して良いよねってことなんです。







第2部からは、アシストオンの大杉さんに、様々な面白グッズを紹介いただくことで、この「多様な価値」についてや「何にとっての最適を目指したものか」なんかを読み解きながら、お話していければと思います。

この続きが気になる方は、ぜひこちらの動画をご覧ください。





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