角田 どうもこんにちは、twelvetoneの角田(ツノダ:写真中央)です。

治田 TENTの治田(ハルタ:写真左)です。

青木 TENTの青木(アオキ:写真右)です。



治田
 この場所 idontknow.tokyo は、それぞれ独立したプロダクトデザイナーである僕たちが協力して新しい商品を作るアイドントノウ というプロジェクトのWebサイトです。


角田 そうですね。アイドントノウ。つまり、「僕たちは本当は、まだ何も知らない」をテーマに、知っていると思っていることも、知らないと思って、ゼロから作り上げるというね。


青木 全くジャンルの違う4つの商品を発表予定なんですけど、それを世界中のどこよりも早く1つずつ順番に紹介していこうと思っています。そしてさらに、そもそも僕たちがその新商品を作ろうと思ったきっかけや、その開発プロセスについて、他では読めない裏話なんかも含めて、たっぷりお話したいと思います。


治田 まずは今回が第1回ということで、このプロジェクトを始める経緯からいきますか。





1. 始まりはラムネから



青木 僕たちTENTとtwelvetoneは事務所が近所ということもあって、お互いの商品を見せ合ったり、ごはんに行ったり旅行にいったり、公私ともに仲良くしているんですけど、集まればいつでも遊び半分で、コンセプト出しとかアイデア出しとか、ブレインストーミングをしてしまう、というような仲ですよね。


角田 うん、そうね。遊びながら、次の新商品のヒントが見つかるみたいなことは、よくあるよね。


青木 それで、あるランチのときに、「漫画  ”三月のライオン”  に出てくるラムネのエピソードを読んで以来、TENTではアイデア出しのときにラムネを食べている」という話をしたんですよね。


治田 そのときには、青木さんも僕も、ラムネを常時携帯してる状態になってました。


角田 そうそう、それを聞いて「考えるためのお菓子」としてオリジナルの味のラムネ菓子を自社商品で販売したら、めっちゃ面白いんじゃない?ってそのランチのときに盛り上がって。すぐにその週には、twelvetoneの事務所で試作したんだよね。



治田
 ブドウ糖をいくつも購入して、様々な配合を試したり。舌触りの向上のために、いろんな粉挽きミルで粒の細かさを調整したり。



青木 思いつく限りの、あらゆる味をトライして。試食しすぎてクラクラになることもありましたね。でもその結果、体験したことのないようなオリジナルな美味しさのラムネ菓子が出来上がって。





治田 オリジナルの形状も作ろうということで、3Dプリンターで、ラムネの型もいくつも検討しましたね。圧力をかけやすくするにはどうしたらいいか。どうやったら型から抜きやすくなるか、口当たりが良く、崩れにくいラムネの形状はどんな形か、とか。




角田
 パッケージ案も、いくつも作成して。味は美味しい。見た目も可愛い。もう、これは、絶対売れる。売れてしまう。 デパ地下で売るか?いや、路面店で行列できちゃうか?ってとこまで夢が膨らんで。それで一度、ラムネ菓子製造会社に見積もり相談したんだよね。


青木 いくつかの会社にかなりのハイテンションで相談しました。
というわけで、idontknowの第1弾の商品は「ラムネ菓子」です!



と言いたいところなんですが、ものづくりって、そんなにスムーズにいけるほどは甘くないわけで。製造会社への問い合わせの結果、「そもそもオリジナルのレシピで作るなんて無理」だとか「1ロット3万袋から」など、かなり低いテンションで返答をいただきまして。


角田 「ここで踏み出すべきか」とか「手作り販売でもいいから始めようか」とか、かなり悩んだけど。


青木
 僕たち、食品を製造したことも、販売したこともないわけで。なかなか今の僕たちには高いハードルであることがわかりました。





治田
 いったん、そこで盛り上がりが止まった。


青木 そうなんです。夏の間の数ヶ月、かなり燃え上がったんですけどね。季節は早くも秋になり始めていたこともあり、ラムネへの気持ちも一気に冷めてしまった。

 でもそこで思い直して。ラムネはラムネで、将来取り組む夢として諦めず進めるとして、他の商品アイデアを考えてみるのも、このメンバーなら面白いんじゃないのかな?という話になったわけです。 



角田 「そういえば僕たち仕事でも遊びでも考えてばかりいるから、ラムネに限らず、考えるための道具を作るのは面白いかもね」という。


青木 そうです。「考えるを、考える」っていうテーマで。いつも僕たち3人が、どうやってアイデア出しをしているかを冷静に観察したら、意外な発見があるんじゃないかって。


治田 そしてまずは手元を見たと。


 


青木 はい。まずは僕たち3人が、考えるときにどんな道具を使っているかを、見直してみました。


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